2022 台北ファッションウィークSS23開催

2022台北ファッションウィークが10月中旬から開催されました。(概要は下記を参照ください)
「台北ファッションウィーク」は台北市政府と文化部が2018年から共同で開催しており、国内外で活躍する台湾のファッションデザイナーのためにファッションショーの舞台を提供し、デジタルアートとポップミュージックを取り入れたショーで台湾の無限のデザイン力を内外に示しています。

画像提供:台北ファッションウィーク

今回のテーマは現代ファッションと原住民族衣装のコラボレーションです。
開催テーマの目的は以下の通り。

現代のファッションデザイナーと伝統的なスキルとの間で生まれる衝突による文化的なファッション作品の可能性を期待したもので、台湾の多様な文化的価値を継続および促進すること。また、台北ファッションウィークのプラットフォームを通じて台湾の文化的多様性と豊かさを世界に示すこと。

https://tpefw.com/about.html

原住民族の人間国宝職人5人とファッションデザイナー5人が、それぞれ10着の衣装を作成、合計50着の衣装を披露する。各ブランドの10着中、人間国宝職人が2着づつ伝統的な民族衣装を創作しているそうです。

画像提供:台北ファッションウィーク

セデック族の伝統戦士服・祭服、タイヤル族の染色織物をモチーフにしたファッショや、パイワン族・カラバン族の伝統技術を用いたファッションなども登場しています。ファッションショーの様子を観ましたが、伝統と現代が見事に融合されており、感動を覚えました。どのモデルさんもとてもカッコよかったですが、個人的にはセデック族の戦士服が好きです!
服って奥深い。身に着けている人の思想やアイデンティティが、如実にアウトプットされているように思います。普段、制服やスーツを着ている友人や会社の同僚・先輩・上司の私服を見ると人間味を感じ、ホッとする瞬間に共感できる方は筆者と感性が近いかもしれません。
筆者もいつかモダンな民族衣装も身に着けて「日本と台湾原住民族」の融合を体現してみたいなと思いました(笑)
ショーの様子はYoutubeでアーカイブされていますので、よければチェックしてみてください。

開催概要